どうも、たつとら(@tatsutora6) です。
つい最近、プロ野球のFA(フリーエージェント)について記事を書いたとき、ふと「もし仮に一般の会社とかでもFA制度があったら、現在の転職に対する世間のよくないイメージや転職しづらいという日本の社会が変わるのかな?」と考えてしまいました。
最近では社内FA制度がある会社も
プロ野球ではFA制度ができてしばらく経ち、選手が希望する球団に入ることができたり自分の現在の評価がどれくらいのものなのかを球団に聞いたりできますが、普通の一般企業に勤めている人はそういうことはなかなかできません。(好きな会社を自由に選べる事は、よっぽど沢山内定をもらってない限りないでしょう)
転職に対しても在職中であれば、公(おおやけ)にせずに行ったり、評価も勤めている会社によりますが直接聞くことはなかなか無いと思います。
ただ最近では、「自己申告制度」や「社内公募制度」がある会社もあり、そういう会社は希望すれば部署内での異動はできるかもしれません。
自己申告制度とは、社員自身に希望する勤務地や部署を申告させ、異動が本人と会社にとってプラスになると判断された場合に辞令が出る制度のこと。社内公募制度とは、社内の各部署がそれぞれ人材を募集するもので、プロジェクト立ち上げのタイミングで公募が出るケースが多いようです。社内公募では人気の部署に応募者が殺到することもあり、その場合は面接や試験によって採用される人材が決まります。
引用:ハタラクティブ『異動希望がある人必見!人事制度の知識を学ぼう』 より
また、優秀な実績がある社員に異動の権利が与えられる、勤続年数や保有資格などの条件をクリアしていれば、異動できる「社内フリーエージェント制度」を設けている会社もあるそうですが、これらは全て社内間の話で社外間(会社同士)では厳しいでしょう。
部署が別れていて各地に事業所があるような会社だからできることで中小企業などでは、取り入れられる会社も少ないと思います。
仮に社外FA制度があったら?
そこで、仮にもし「社外FA制度があったら?」とふと想像しました。(ここからは妄想なので、あしからず…どうか最後までおつき合いください)
社外FA宣言の方法
1. 現在働いている会社に対して待遇や給与等、人間関係に不満があるAさん(仮)は、FA仲介業者のサイト(転職で言うところのリクナビやDODAなど)に個人登録しました。ただこのサイトも誰もが登録できる訳ではなく現在の会社に勤続○年以上、役職、年収等がクリアしていることにより登録できます。
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2. その際に自分の経歴や持っている資格、スキルも登録。(エントリーシートみたいなもの) また、希望する給与、勤務地、福利厚生等も記入。 ▼
3. そして、FA宣言したい時期がきたら宣言。
ここで普通の転職と違うのは、現在勤めている会社に「AさんがFA宣言しました」ということが通達されます。
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4. これにより、現在勤めている会社とFA登録したサイトに登録した自分の希望や経歴を見て、Aさんを欲しいと名乗りをあげた会社と交渉。
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5. 交渉後、自分を欲しいと言っていただいたD社がAさんの希望に1番近かったのでAさんはその会社に転職。おめでとうございます!
転職と一緒で最終的には本人の決定次第ですが、現在働いている会社から今現在の評価も聞けることができ、自分を1番評価してもらえている会社を選ぶこともできます。やっぱり今の会社がいいと思えば残ることもできます。
人によって取りようは違うと思いますが「会社に必要とされているのか、会社に自分は必要なのか」なども客観的に考えることができるでしょう。
ただ1つ問題なのはAさんが抜けた場合、在職していた会社に対する補償は?金銭なものになるのか、他のAさんと同じような実力の人材を紹介してもらえるのかと、問題点や課題はありますが…
一応自分の中の妄想で、願望でもあるので…と、ここまで、つき合っていただきましてありがとうございます。
転職肯定派のボクとしては、本当にもしこのFA制度が今の社会に普通にあるのなら転職に対するイメージも全然違うでしょうし、転職を繰り返すことが普通ではないとか自分の気持ちを犠牲にして会社のために転職を思いとどまるみたいな考えは減るのかな?と思った次第でした。
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