私は将来Webデザイナーになりたいと思っていますが
パソコンの知識もないし、頭も悪いです。
それでもなれるでしょうか?
今回はこんな質問にお答えします。
「Webデザイナーになりたい!」と思っている人の中には「頭が悪いからなぁ…」「学歴が低いからなぁ…」と思っていて、なるのを諦めたり躊躇している人もいるでしょう。
でも、なりたいと思っているのにそれが理由で簡単に諦められますか?
本気でWebデザイナーを目指している人にとっては愚問かもしれませんが、「何となくなってみたいなぁ…」と思っている人も諦めないでください。
頭が悪くてもなろうと思えば誰でもなれますかね。
しかし「簡単になれるの?」と思っても楽観してはいけません。
ボクも現役だからわかりますが、入ってからの方が大事ですよ。
なりたい人も、なったばかりの人も役に立つ記事になっているので、是非参考にしてください。
たつとら
本業のWebデザインを中心に30~40代に向けて
役に立つ転職や仕事についての情報、ブログについての記事を
発信する福岡在住の40代のサラリーマンブロガー。
ブログ総収入30万円突破。
執筆歴5年目で新たなブログを立ち上げました。
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頭悪いけどWebデザイナーになれる?なれるけど、なってからが大事です
結論から言うと、頭が悪くても(良くなくても)Webデザイナーになる事ができます。
なろうと思えば学歴関係なく未経験でもなることができますよ。
ボクもWebデザイナーですが、実際にいろんな学歴の人がデザイナーとして働いていました。
また、色んな会社でWebデザイナーの面接を受けましたが、学歴を気にする会社はほとんどありませんでしたよ。
簡単に言えば、頭悪いけどWebデザイナーになれる理由として以下が挙げられます。
- 学校で習ったことは役に立たない
- 資格、学歴等はほぼ関係ない
- 実力主義なので、スキルや実績の方が大事
学校で習ったことは役に立たない
まず、学校で習ったことは役に立ちません。
デザインの専門学校は別ですが、高校や大学で習うようなことは仕事では使いません。
文章やコピーを考えたり、計算するような事もまずありません。
小さなデザイン会社であれば、たまにコピーを自分で考えたり提案したりしますが、これって発想力なので「学校の勉強か?」と言われると、ちょっと違うと思います。
ボク自身、大学卒業して専門学校に行ってWebデザイナーになりましたが、大学までに習った事は全く関係ありませんでしたね。
必要なのは「意欲」と「向上心」「好奇心」「センス」のみなんです。
ちなみに社会人としてのマナーも入社してから学んだりするので、心配しなくても大丈夫です。
資格、学歴等はほぼ関係ない
先ほども言いましたが、資格、学歴等はほぼ関係ありません。
稀に専門学校卒以上という制限がありますが、必要なのはスキルや実績なんですよね。
Webデザイナーの応募の条件として、ポートフォリオや職務経歴書の提出は必須となっている会社が多いのが現状です。
更に、会社によっては実技試験もあります。
もちろん、いくら学歴があっても実技試験がダメだったら不合格になってしまいます。
当然ですよね。
デザインに大事なのは、上手いデザインが作れるかどうかなんですから。
実力主義なので、スキルや実績の方が大事
「頭悪くても誰もがWebデザイナーになれる!」と喜んでいる人もいるかもしれませんが、大事なのは入ってからですよ。
Webデザイナーというよりクリエイティブ系自体、実力主義なので入っただけで満足し、向上心がなければ直ぐに「無能な社員」というレッテルを貼られてしまいます。
会社によっては教育制度が整っていない会社もあるので、自分でデザインの勉強をしなければいけない時もあります。(ボクが在籍していたある会社もそうでした)
きつい言い方になるかもしれませんが、自分で学ぶという姿勢を見せないと成長はできないでしょう。
受け身だと上達はしませんね。
本当に入社してからが大事なんです。
仮にフリーランスになったとしても実力がなければ、誰も仕事を依頼してくれません。
実際の話ですが、フリーランスになった同僚が2人いました。
一人は「頭の回転はそれなりいいけどデザイン力がほぼない」、もう一人は「頭はそれほど良くないけどデザイン力は抜群」
もちろん、仕事の依頼が多かったのは後者の方でしたね。
前者はデザインを諦めて、関係ない他の職種に就く事になりました…
これが現実なんです。
頭が悪いのは関係ないけど、Webデザイナーに向いていない人もいる?
では、頭が悪いのは関係ないと分かったけれども、Webデザイナーに向いていない人っているのでしょうか?
事前に分かった方が後悔しないので、確認しておきましょう。
Webデザイナーに向いていない人のタイプとして5つがあります。
- 高月給で華やかな業界だと勘違いしている
- 残業などの長時間労働に耐えられない人
- 向上心の欠如、率先してスキルアップしようと考えてない
- トレンド、流行を追おうとしない
- クライアントに寄り添ったデザインができない
順を追って説明します。
❶ 高月給で華やかな職種だと勘違いしている
まず、名前からして“デザイナー”と言うと華やかな職種だと未だに勘違いしている人がいます。
しかも高月給取りだと言うことも。
まず、バリバリのスキルや経歴を持った人じゃないと最初から月給が良い訳ではありませんし、簡単に昇給するとも限りません。
以前働いていた会社の中には、滅多に昇給しないし賞与もない会社もありましたね。
仕事も、以前よりは改善されましたが一日中デスクに張りついていて、残業なんかも当たり前の会社も。
本当にデザインが好きでないと続かない世界でしょう。
特に他の職種から転職しようと思っている人は、今の仕事よりもやりがいや給与など天秤にかけてみましょう。
よく「Webデザイナーはやめとけ」と言われる理由がここにあります
❷ 残業などの長時間労働に耐えられない人
会社によってはプロジェクト次第で長い残業や休日出勤を強いられる所もあります。
納期に追われる事も少なからずあるので、長時間労働になる可能性が高くなります。
ただ、以前に比べて労働環境の見直しもされているので、なるべく残業や休日出勤をしない会社も増えています。
しかしながら、入社しないとわからない所も多いので心構えは必要になってきますね。
❸ 向上心の欠如、率先してスキルアップしようと考えてない
ゲームと同じで、デザインには上達が必要です。
Webデザインに限らずクリエイティブ全般に言える事ですが、新しい技術開発やソフトなどのアップデートは逐一行われています。
また、慣れてくると納期に間に合うためスピードも求められるので、常にタイパ(タイムパフォーマンス)については考えておかないといけません。
会社ではスキルアップやパフォーマンスの向上の為の時間が取れないことが多いので、必然的に業務以外の時間にそれをやらないといけません。
只々、仕事をこなすだけでは周囲のデザイナーに取り残されていくので注意が必要です。
❹ トレンド、流行を追おうとしない
デザインのトレンドや流行も技術開発やソフトなどのアップデートと同様、刻一刻と変化しています。
自分自身が流行に対してアップデートしないと、クライアントや上司から「なんかデザイン古くない?」と思われてしまいます。
ボクの同僚にもデザインのアップデートが止まっている人がいて、よく上司から注意されていましたよ。
そうならない為にも新しいトレンドなどは吸収しておきましょう。
さらにデザインセンスを磨くことも重要で、いくらスキルがあってもセンスがなければオシャレなデザインとは程遠くなってしまいます。
デザインセンスの磨き方は人それぞれなので正解はありませんが、こちらの記事も参考にしてみてください。
❺ クライアントに寄り添ったデザインができない
Webデザインはクライアントや会社あっての仕事です。
自分が良いと思ったデザインでもクライアントや上司がノーと言えば、それは良いデザインと言えなくなってきます。
ボクもデザイン歴が浅い頃に「良くできた!」と思ったデザインが、評価されなかった事が度々ありました。
その度にデザインの変更を余儀なくしないといけないという事が何度あった事か。
そもそも「自分のデザインが絶対」という人にはWebデザイナーは向きません。
いかにクライアントや上司に寄り添えるかが重要になってきます。
それに伴ってコミュニケーションも大事になってきます。
コミュニケーションが苦手、ただデザインするだけでは会社の中ではやっていけないでしょう。
もちろんフリーランスの場合もコミュニュケーションは大事ですよ。
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これだけ!Webデザイナーになるために必要なこと
向いてない人について理解できたと思いますが、Webデザイナーになるために最低限必要な事について紹介します。
とりあえずこれだけは頭に入れておきましょう。
- デザインを学ぶ姿勢や意欲
- デザインを楽しむ心
- 常にデザインに対してアンテナを貼っておく事
デザインを学ぶ姿勢や意欲
デザインをやっている人は、自分のデザインに自信や誇りを持っている人が多いので、どうしても自我が強くなります。
中にはデザインに対する指摘が入ると、受け入れ難い人もいます。
ただ、初心者の方って経験者に比べるとデザイン力や知識は当然劣るので、素直に受け入れる姿勢は持ちましょう。
手に職をつける仕事には、必ず修行ってありますよね?
デザインも同じ事だと思って学ぶ姿勢を持ちようにしましょう。
また、上達のために自身でもデザインの学習は忘れずに。
デザインを楽しむ心
やはりWebデザインに携わる者としては、デザインを楽しんだ方が上達も早くなります。
常に色々なデザインを眺めたり触れていれば、デザインに対する引き出しも増えデザインに対する目も養われます。
自然と様々なアイデアが生まれて来るようにもなります。
デザインをやっていれば、デザイン一つ完成させるのに長時間掛かる場合もあります。
そういう時、楽しんで出来なければどうなるでしょうか?
大したデザインも作れなくなり、惰性で仕上げたデザインに陥りがちです。
ボク自身デザインに20年以上関わっていますが、未だに楽しくデザインに取り組んでいます。
楽しめてない人に限って、早々に転職して行くのを何度見た事でしょう。
常にデザインに対してアンテナを貼っておく事
楽しむ心にもつながりますが、日常目にするものには色々なデザインで溢れかえっています。
街中のポスターやWeb広告、投函されたチラシなど。
中には自分でも想像できないようなデザイン、イマイチなデザインなど多種多様あります。
良いデザインはインプットしたり、良いと思わないデザインに対しては自分なりの改善点を考えたりするだけでもデザイン力が養われてきます。
ボクも良いと思ったデザインに対しては保存したり、何度も見返したりしてデザイン力を養ってきました。
アンテナを貼ることは、誰にでもできる事なので取り入れてみましょう。
未経験からWebデザイナーになるための方法
Webデザイナーになるために必要な事を押さえたら、Webデザイナーになるための方法も知っておきたいでしょう。
未経験からでもWebデザイナーになる方法はいくつかあるので紹介します。
- Webデザインを独学で勉強する
- Webデザイン専門のスクールに通って勉強する
- Webデザインのオンライン講座を受講する
- 未経験者を募集している会社に入社する
Webデザインを独学で勉強する
家にPCとIllustrator、Photoshopなどのソフトがあれば独学でも勉強できます。
今や探せばネット上にノウハウはごろごろ転がっています。
ただ、独学だと1人前になるのにめっちゃ時間がかかるのは確かです。
会社を見てもわかるように、わからない所を時間をかけて自分自身で調べて探すよりも、知っている人や上司に聞いて解決する方が早いのは当然でしょう。
しかも独学のみの経験でデザイン会社へ就職しようとなると、ハードルが高くなるのは言うまでもありません。
Webデザイン専門のスクールに通って勉強する
お金と時間に余裕があるならWebデザイン専門のスクールに通うのもありです。
実際ボクも大学卒業後にバイトしながらデザインの専門学校へ通い、デザインの知識や基礎を学びました。
スクールにはその人にあった様々なプランやカリキュラムがあります。
例えば、ボクみたいにバイトや仕事をしながら通う場合は、午後から授業を受けたり、短期集中で3ヶ月や半年の授業期間のコースがあったりします。
また、現役のWebデザイナーが講師として在籍していて、丁寧なアドバイスやサポートをしていただけます。
ただスクール選びに失敗すると、大したスキルが身につかないままお金を払ってしまう事になるので、スクール選びは慎重に行いましょう。
Webデザインのオンライン講座を受講する
仕事などで時間がないけど、Webデザインを学びたいという方はスクールのオンライン講座を受講してみましょう。
オンライン講座も多くのスクールで実施しているので、理想の講座を学ぶ事もできます。
オンラインでも通学と変わらない授業を受けれたり、オンラインで直接アドバイスやサポートを受けられます。
近くにWebデザインのスクールが無い人でもオンラインで受講できるので、独学で勉強するのが不安だという人も安心ですよね。
こちらにおすすめのスクールを挙げておきます。
気になる方はチェックしてみましょう。
webデザインおすすめのスクール
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未経験者を募集している会社に入社する
中でも一番手っ取り早いのは未経験者を募集している会社に入って、実務をこなし習得する方法でしょうね。
仕事しながらデザインが身につくので効率よく習得できます。
しかしながら、未経験といっても最低限Illustratorなどのソフトを扱えないといけないし、募集している会社も限られてきます。
未経験者募集の会社は少なく選ぶ事ができないので、中には劣悪な環境でデザインを行う会社も存在します。
当然給料も少ないでしょう。
ボク自身専門学校の後、何故かすぐに就職せずに5年程たって初めて就職しました。
5年も経っているので、もちろん未経験扱い。
入社した会社はほぼブラックで、給料も最低限。
ただその分、デザインに関わる時間は長かったのでスクールより上達は早かったし、スクールよりもより実践的なデザインに携われるましたよ。
なので選り好みせず、環境や待遇も我慢できれば、未経験でも募集している会社はあるし上達も早いです。
最近では、Webデザイナーに特化した転職支援サービスもあるので無料登録して未経験者でも募集している会社を探すのも手ですよ。
web業界に強い転職サービス
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頭が悪くてもデザインを楽しんだもの勝ちなので、諦めないように
いかがでしたか?
Webデザイナーに頭の良さは関係ないのはわかったでしょう。
もう一度おさらいすると、頭が悪くてもWebデザイナーになれる理由として
- 学校で習ったことは役に立たない
- 資格、学歴等はほぼ関係ない
- 実力主義なので、スキルや実績の方が大事
こちらが挙げられるので安心してください。
何度も言うように入ってからが大事なので、デザインを楽しみながら「意欲」や「向上心」を持てるようにしましょう。
学歴が低くてもバリバリのデザイナーに何人も会ってきたので保証します。
更に、みんな共通してデザインに対する志は高く、自分のデザインに誇りを持っていましたよ。
勉強は嫌いでもデザインが好きならば、誰もが立派なWebデザイナーになれる可能性はあるので「頭が良くないし…」とか「学歴が低いけど大丈夫かな?」とか思っている人も諦めないでくださいね。