
WEBデザイナーの未経験歓迎のような求人は信用しない方がいいでしょうか?
とても条件のいい求人があり今の仕事が嫌で早く転職したいですが、怪しいので応募するか迷っています。
Webデザイナーの求人でよくある「未経験者歓迎」や「未経験者募集」
転職して、新たにWebデザイナーになろうと思っている人は気になりますよね?
ボクもデザイナーになり始めの頃は、とりあえず片っ端からチェックしました。
で、その甘いキャッチフレーズに釣られて応募し入社。
結果、研修が終業後や休日にあるという地獄のような生活を強いられました…
今では一人前のWebデザイナーになれましたが、当時は「騙された」と思いましたね。
今回はそんな「未経験者でwebデザイナーになりたいが、怪しいと思って不安で悩んでいる」という人へ向けての記事です。
全てではありませんが、全くの未経験者にとっては厳しい実情なんですね…
ただ、未経験者でも安心して応募できるポイントも紹介しますのでご覧になってください。
- Webデザイナーの未経験者募集の求人の怪しい実態
- 未経験者でも安心のWebデザイナーの求人に応募するためのポイント
- Web・IT系に強い転職エージェントの紹介


たつとら
本業のWebデザインを中心に30~40代に向けて
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Webデザイナーの未経験者募集の求人の実態とは?怪しい求人に引っかからないための注意点


結論から言うと、Webデザイナーの未経験者募集の求人は全てではありませんが、怪しい求人もあります。
怪しい求人に遭遇しない為に、以下に当てはまる人は未経験者OKの求人でも気をつけた方がいいでしょう。
- デザインソフトも触ったことがない全くの未経験
- 会社だけでデザインの勉強をしようと考えている人
- デザイン以外の仕事には関わりたくない人
後からも詳しく説明しますが、パソコンを触ったことがある程度の全くの未経験の方は、まず応募しても採用される事はないでしょう。
また、よっぽど大きい会社や人手が十分足りている会社でない限り、教育制度が整っていないので自分自身で勉強する必要があります。
更にデザインスキルがそれほどない人は、デザイン以外の仕事も任せられる可能性があるので、デザイン以外の仕事をやりたくない人は順応できないかもしれません。
実際ボクが働いていた会社で未経験者の募集もありましたが、全くの未経験やデザイン以外の仕事に関わろうとしなかった人は採用されませんでした。
上記に当てはまる人は、Webデザイナーの未経験者募集の求人は注意した方がいいかもしれません。
それ以前に、ある程度Webデザインの勉強を行って応募した方が無難です。
Webデザイナーの未経験者募集求人の実情


では、Webデザイナーの未経験者募集の求人の怪しさについて、詳しく見てみましょう。
どんな求人でも気づかない落とし穴があるので、詳しくチェックする必要があります。
以下に、よくある怪しい求人実情とその理由についてまとめました。
- デザイン業務以外の仕事を任されるケースが多い
- 慣れるまで単純な作業の仕事しかできない
- 会社によっては研修が時間外労働になることも
- 能力次第でアルバイトや契約社員として採用される
デザイン業務以外の仕事を任されるケースが多い
未経験者なので採用されたとしても人手が足りない場合、違う部署で働かされる可能性があります。
例えば、
- カスタマー対応
- 倉庫などでの肉体労働
- 事務作業
など。
実際に未経験で入社した人で、こういったデザインとは関係ない部署で働かされているのをみてきました。
やる気満々で入社しても、関係ない仕事をやらされるのでモチベーションは下がったりもします。
会社の人手不足が解消されずにいると、長い期間働かされる場合もあります。
特に規模が大きい企業などは、いろんな部署があるので未経験者だとそういった傾向が高くなりがちです。
注意しておきましょう。
慣れるまで単純な作業の仕事しかできない
デザインの部署で仕事ができたとしても、未経験なので単純な作業しかできない事もあります。
データ入力や画像の切抜、文字起こしなどを何日も延々とやらされる場合だってあり得ます。
当然そればかりだと、Webデザイナーとしてのスキルは身に付かず、キャリアアップにも時間がかかってしまいます。
デザインを教える時間が取れない、小さなデザイン会社などではよく見られます。
ここで心が折れてしまうと、また一から会社を探さないといけなくなります。
会社によっては研修が時間外労働になることも
未経験者にはありがたい研修がある会社もありますが、実際は労働時間外で研修を行う会社も多く見受けられます。
業務が終わった後や始業前、休日などに研修があり、しかも時間外なので交通費などは自己負担となる場合も。
実際ボクも未経験の時は、休日に研修を受けたりしていました。
もちろんプライベートを充実させたい人も多いので、研修を苦痛に感じたり、モチベーションが上がらなかったりする人もいます。
そういった人はスキルも身に付かないでしょうし、早々に会社に嫌悪感を抱いてしまうでしょう。
研修については、求人表に記載がある場合は入社前に具体的に確認しておく事が重要です。
- Photoshopの基礎的な操作
- HTML/CSSの学習
- Webページのデザインカンプの作成
- コーディング演習
能力次第でアルバイトや契約社員として採用される
求人で正社員採用とあってもデザインの能力(スキル)次第で、アルバイトや契約社員として採用されるケースがあります。
正社員と違って、アルバイトや契約社員だと給与も下がりますし待遇も変わってきます。
「未経験者歓迎」と書かれていても実情は経験者の方が嬉しい訳で、能力が見合わないと正社員ではなくアルバイトや契約社員で採用されてしまいます。
入社後、スキルの上達スピードや頑張り次第では早い段階で正社員になれる可能性もありますが、正社員での内定しか受け付けないという人は断りをいれた方がいいかもしれません。



仮に入社したとしても会社に不信感を抱きながら仕事をする事になるので、些細な事でもストレスを溜めてしまいます。仕事になりませんよね。
これらの実情を踏まえて、「未経験可」のWebデザイナーの求人に応募する際は慎重に検討し、求人内容や企業の実態をしっかり確認することが重要です。
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どうして未経験者募集の怪しい求人があるの?


では何故、Webデザイナーの未経験者募集の怪しい求人があるのでしょうか?
以下に、怪しい求人の理由を3つ紹介します。
- 未経験者を雇う必要がない
- ベンチャーや小規模の会社は人材育成の余裕がない
- 未経験者OKが、実務未経験OKという意味
未経験者を雇う必要がない
未経験者募集と書いてあって、未経験者を雇う必要がないというのは矛盾していますが、実際は十分にデザイナーの人材が足りているためです。
では何故求人を出すのかというと、先ほども述べたように、他の業務に従事させつつ、長期的な期間をもってWebデザイナーを育てようとするためです。
簡単に言うと、他の部署の人材が足りておらず、埋め合わせのために採用する必要があるからという事です。
とりあえず“未経験”と書いておけば、誰かしら来るし低い給与で採用できるので会社からしたら都合がいいのです。
ベンチャーや小規模の会社は人材育成の余裕がない
ベンチャーや小規模のデザイン会社は、限られた人数でデザイン業務を行なっているので、人材育成の余裕がなかったり、教育制度が整ってない会社が多いです。
よって研修は業務時間外に行われ、十分な教育が受けられない可能性も出てきます。
ただ、こういった会社はWebデザインと他の業務を兼任する事もあるので、Webデザインが未経験でも他のスキル(マネージメント力・プログラミング力・マーケティング力など)を持っていれば採用される可能性も大いにあります。
「マルチスキル」を身につけたい人にとっては、怪しくても応募するメリットはあるかもしれません。
未経験者OKが、実務未経験OKという意味
全てではありませんが、未経験者OKでも最低限のデザインスキルを持つ人のみOKという場合があります。
親切な会社は求人に「実務未経験のみOK」などを書いていますが、詳しく書いてない会社もよくあります。
こういった求人の場合は面接時にポートフォリオの提出などが求められます。
そのため、完全な未経験で応募してもスキルを証明できなければ採用される可能性は低いでしょう。
未経験OKのWebデザイナー募集の怪しい求人の見分け方


では、未経験OKのWebデザイナー募集の怪しい求人の見分け方も見てみましょう。
「だまされた」と思う人も中には出てくるかもしれません。
- 会社の評判やクチコミをチェックする
- 仕事内容を確認する
- スカウトメールが頻繁に送られてくる
会社の評判やクチコミをチェックする
応募する前に会社の評判やクチコミをチェックする人もいるでしょう。
今や会社の評判やクチコミを紹介しているサイトは探せば色々出てきます。
良い評判も悪い評判も書いてあります。
できれば悪いクチコミばかりを確認しましょう。
中には「違う業務をやらされた」とか「離職率が高い」などの情報もあります。
またクチコミが少なかったり情報が足りない会社もあります。
そういった会社は十分注意を払って応募するようにしましょう。
転職会議やエンゲージ会社の評判などでチェックしましょう。(いくつかのサイトでチェックした方が無難です)
仕事内容を確認する
仕事内容が詳しく書かれてない場合やデザインと関係ない業務が含まれている場合は気をつけましょう。
入社してからデザイン以外の業務を任される可能性があります。
「研修あり」と記載されている場合でも、業務内容と研修の内容に大きなギャップがないかを確認しましょう。
スカウトメールが頻繁に送られてくる
未経験者に対して頻繁にスカウトメールを送ってくる会社は余り信用ができません。
経験者へのスカウトメールなら理解できますが、スキルが全くない人に送ってくるメールはデザインと関係ない仕事への採用か応募しても採用されない事もよくあります。
ボク自身も経験が浅い時にスカウトメールが頻繁に来ることがありました。
もちろん応募はしていませんが、会社の評判を調べると悪い評判が多い会社だと言うのが判明しました。
そういったメールを頻繁に送ってくる会社はとりあえず疑いましょう。
未経験者が求人を選ぶ際、こういう風にしっかりとした調査と見極めが求められます。
怪しい企業に引っかからないように、十分に情報収集を行い、慎重に応募先を決めましょう。
Webデザイナーの未経験者募集の求人に安心して応募する3つのポイント


Webデザイナーの未経験者募集の怪しい求人をチェックしたとしても、安心して応募するには以下のポイント大事になってきます。押さえておきましょう。
- Webデザイナーとしての基本スキルを磨く
- 現時点で精一杯頑張ったポートフォリオを作成する
- 余裕を持った転職活動や面接対策の徹底
Webデザイナーとしての基本スキルを磨く
未経験者募集といっても、全くの未経験は門前払いされる可能性が高いため、webデザイナーの基本的なスキルの習得が必要になってきます。
デザインソフトは最低限触れるようにはなっておいた方が良いし、デザインスキルが足りない分、コーディングやマーケティングなどの基本的なスキルを習得するだけでも有利に働きます。
転職活動と併せてWebデザインの基本的なスキルだけは習得できるようにしておきましょう。
オンラインスクールであれば、スキマ時間にも勉強できるので便利ですよ。
現時点で精一杯頑張ったポートフォリオを作成する
面接や書類選考の段階でのポートフォリオの提出が必須の会社はほぼ全部といっても過言ではないでしょう。
未経験だからといって、ポートフォリオの提出が免除される事はありません。
提出できなかったら、当然選考での評価は下がります。
よって時間があるときにポートフォリオの作成にいそしみましょう。
スキルが乏しくても現時点で精一杯作成したデザインであれば、採用担当者の心に刺さる場合もあります。
また、質問されたら自信を持ってデザインの説明をしましょう。
デザインに対する自分の考えに自信がないと、良い評価は得られません。
さらにポートフォリオを作成するだけでも、デザインの勉強にもなります。
余裕を持った転職活動や面接対策の徹底
未経験でWebデザイナーに転職するのは簡単ではないし、転職活動も長引く可能性もあります。
長引けば長引くほど焦りも出てくるし、冷静な判断ができず怪しい求人にも手を出してしまうかもしれません。
ある程度の余裕を持った期間を設けて、転職活動に対応しましょう。
こちらに記事も参考に。


Webデザイナーに限らず、面接ではコミュニケーション能力や熱意なども求められます。
スキル習得だけの対策してもコミュニケーション不足や熱意が感じられなかったら、面接でも不利になります。
未経験者というだけで、経験者よりもハンデを背負っています。
面接対策をしっかり行い、自分の魅力をアピールできるように準備しましょう。
安心と言えども、まだまだ未経験者の転職はハードルが高いです。
やはり転職活動前にWebデザイナーに必要なスキルや知識を十分に習得して、転職活動に挑むのがベストです。
未経験からWebデザイナーになるためのステップ


未経験からでもWebデザイナーになる為には、以下の方法を踏めば転職への可能性が広がりますよ。
- 必要なデザインスキルを学ぶ
- スキルに合った案件を探す
- 経験を積み、ポートフォリオを作成する
必要なデザインスキルを学ぶ
まずは、デザインの基本知識やIllustrator・Photoshopなどのツールの操作を習得しましょう。
更に収入を上げるためには、HTML・CSSのコーディングスキルや、クライアント対応のヒアリング力も重要です。
独学の場合は学習範囲の選定が難しく、挫折する人が多いのが現状です。
スクールを利用すれば、体系的なカリキュラムで効率よくスキルを習得でき、短期間で実力をつけられますよ。
また、周辺スキルも学べるため、結果的にコストパフォーマンスも高くなります。
スキルに合った案件を探す
実務経験を積むには、クラウドソーシングなどを活用するのがおすすめです。
クラウドソーシングは案件数が多く、初心者でも応募しやすい案件もあります。
まずはコンペなど案件に応募し、実績を積みましょう。
コンペに採用されずとも、経験した作品としての実績も残りますし、面接でも実績としてアピールできます。
また、低単価の案件は初心者でも取り組みやすいデザインも多くあります。
経験を積み、ポートフォリオを作成する
ポートフォリオは、デザインスキルや経験を応募先にアピールするための重要な資料です。
大多数の企業はポートフォリオを参考にデザイナーを選ぶため、内容の充実度が採用に直結します。
レイアウトのバランスやデザインの細部にこだわり、応募先に応じた調整を行うことがポイントです。
クラウドソーシングのバナー制作やコンペ案件を活用すれば、未経験でも経験を積みやすくなり、面接でもアピールできますよ。
Webデザイナーを目指すならIT・クリエイティブ系に強い転職サイト・エージェントを選ぼう


最後にWebデザイナーを目指したい人におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。
一般的な求人サイトだと自分で探して自分で応募する流れになるので、怪しい求人に応募してしまう可能性が出てきます。
一方、 Web・IT系に強い転職サイト・エージェントだと以下のような強みがあります。
- Web・IT系の求人が豊富
- Web・IT系専門のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる
- 履歴書・ポートフォリオの添削
- 転職相談会など各種イベントへの参加が可能
もちろん登録や利用は無料です。
主な転職サイトやエージェントはこちらです。
web・IT業界に強い転職サービス
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ただし、全くの未経験者だと有益な情報やサービスが受けられない場合も出てくるので基本的なスキルは必要になってきます。
また実務未経験だと望み通りの求人を紹介してもらえない場合もあります。
登録や利用する際はしっかりと確認しておきましょう。
Webデザイン未経験の人が気になる疑問


まとめ|怪しい求人に安心して応募するなら、事前に基本的なスキルを習得しよう
Webデザイナーの未経験者募集の求人には怪しいものも存在するのがわかったと思います。
全くの未経験者やデザイン以外の仕事を避けたい人は注意が必要になってきます。
例えば、
Webデザイナーの未経験者募集の怪しい求人には
- デザイン業務以外を任される
- 単純な作業を延々とやらされる
- 研修が時間外労働になる
のような例があり得ます。
応募する前に求人内容を確認し、企業の評判や仕事内容をしっかりチェックしましょうね。
また、「未経験OK」の求人でも実務経験を求められる場合もあるので注意が必要です。
安心して求人に応募するなら、転職前に基本的なスキルを学ぶ事をオススメしますよ。





