今回は退職代行サービスを利用する際の以下の疑問に対してお答えします。
退職代行を使うと罪悪感にとらわれる気がします。
直接言いづらいので、使っても良いか迷っています?
未だに退職代行サービスと聞くと、良いイメージを持たれないし、「退職代行なんかやったら終わり」なんていう声も聞かれます。(実際、自分の周りでもそうです)
しかしながらここ最近、退職代行についてメディアなどでも頻繁に取り上げられたり、退職代行を利用された会社のブラックすぎる実態についても聞かれるようになって、少しづつですが風向きも変わり認知されるようにもなってきましたね。
ただ、いざ退職代行を利用するとなると会社や同僚に対しての罪悪感が出てしまい躊躇してしまうこともあり得ます。
けれども、ボクは「その罪悪感って必要ですか?」と思ってしまいます。
たつとら
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退職代行を利用して会社を辞めるのに、罪悪感を感じるならそもそも使わない
根本的に罪悪感とは、
罪をおかした、悪いことをしたと思う気持ち。「罪悪感に責められる」
引用:https://kotobank.jp/word/%E7%BD%AA%E6%82%AA%E6%84%9F-507149
ん?これって辞める際に持つ必要はあるのでしょうか?
ブラックな会社が罪悪感を持つならわかります。
しかし、辞めたくて辞められない、そういう辛い時期を過ごしている人にとっては何ら持つ必要はないですよね。
そういう人にとって救世主のような存在の退職代行サービス。
簡単には言いづらい退職を替わりに言ってくれるのだから、ありがたいって物です。
中には、ずっと辞められなくて心身に支障をきたしてる人もいるでしょう。
再度言いますが、そういう人がやっと辞められるサービスが見つかったのに罪悪感って必要でしょうか?
必要ないですよね?
逆に罪悪感がある人は普通に退職しましょう。
そっちの方がスッキリします。
ちなみに退職する際に罪悪感を持ってしまうケースは、以下のことが挙げられます。
- 退職を告げた時に会社から引き止められる
- 辞める時に他の人に仕事を引き継いでもらうことになる
- 入社したばかりor長年勤務したのに辞めてしまうこと
例えば、ボクもよく転職を繰り返してるので会社を辞める時は上司や社長に直接退職を言って辞めることばかりでした。
やはり直接言うとなると罪悪感は少なくとも持ってしまいます。
仮に嫌な人だったとしても相手は感情を持っているので、少し引け目を持ってしまい罪悪感を感じてしまいます。
その点、退職代行であれば直接話す必要がないので退職もしやすくなります。
会わないとなると気が楽ですもんね。
それでも退職代行に罪悪感が必要ではないと何故言える?
そう言われても、退職代行を利用するのに罪悪感が必要ではないと何故言えるのか気になる所ではあります。
それは簡単です。
退職自体、労働者の権利なんです。
なので会社は退職することを止めることはできません。
正社員は退職を申し出れば2週間後に退職できるという事は、民法第627条でも定められています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。
この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
引用:民法第627条 – Wikibooks
結果、辞めづらいので退職代行を使うっていうのは問題ない事ですよね。
辞めさせない会社が問題なんですから。
何も言わず消えるというのはあってはならない事ですが、退職代行を利用して辞めるのはまだマシな方です。
逆に何も言わず消える方が罪悪感が残ってしまいます。
だったら、使わないに越した事はありません。
退職を切り出すって相当エネルギーを使いますもんね。
ボクもを言い出す決断がつかず、一、二ヶ月とか言うのを先延ばしした経験があります。
ボクはまだ耐えられましたが、ブラックすぎる会社であったらどうでしょう。
先延ばしをして体を壊す恐れだってあります。
退職代行サービスが当時あれば、ボクだって利用したでしょうね。
何でかって、やっぱ楽ですから。
実際、自分の会社でも利用した人がいて、あっさり退職していきました。
ほんと今では身近なサービスになったもんですw
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退職代行に罪悪感を抱く人には特徴がある
ただ、退職代行に罪悪感を抱く人には特徴があります。
主に以下のような特徴を持っています。
- 責任感が強い人
- 職場の人間関係を重視する人
- 自己犠牲の気持ちが強い人
- プライドが高い人
責任感が強い人
責任感が強い人は、もちろん仕事に対しても真面目に取り組み仕事を途中で放り出そうとはしません。
勝手に辞めたら周りに迷惑をかけてしまいと思いがちで罪悪感を抱いてしまいます。
また、退職に対しても自分で直接告げるべきだと思いがちです。
しかしながら、責任が強すぎて退職するチャンスを逃しストレスを抱え身体を壊したら意味がありませんよね。
職場の人間関係を重視する人
職場の人間関係を重視する人は割と多い気がします。
ボクもどちらかと言うと人間関係を大切にしてきたので、辞める際は十分に注意を払いました。
退職代行を利用すると、直接顔を合わせて話さずに辞めることになるため、「失礼になる」「誠実ではないと」思われるのではないかと考えてしまいます。
でも退職代行を利用したい人って人間関係が上手くいってないから悩んでるんですよね?
だったら使わない手はないですよね。
自己犠牲の気持ちが強い人
自分のためではなく他人のために尽力しようとする「自己犠牲」の気持ちが強い人は、「上司がどう思うだろうか」「同僚がイラッとするんじゃないだろうか」と考えがちです。
勝手に辞める事で「無責任」だとも思ってしまいます。
退職代行を利用するならそういう気持ちは捨てましょう。
何故なら、結局他人より自分が大事ですよね?
「辞めたらどうでもいい」という気持ちを持ってしまえば迷わないはずです。
プライドが高い人
退職代行で罪悪感を抱く人はプライドが高い人が多い傾向にあります。
プライドが高い人は自分にとって高いイメージを持っています。
なので、「退職代行を使うのは恥だ」とも思ってしまいます。
自分のイメージを大事にする余り退職の機会を逃してしまいがちにもなります。
でも「そのプライドって必要ですか?」
プライドが重荷になって、退職できずに健康を害したり幸せを逃すと勿体無いですよ。
何度も言いますが、退職代行は辞めるのが辛い人にとっては救世主みたいなサービスです。
上のような特徴に当てはまる人は、今の現状と辞めた時の開放感を天秤にかけてみましょう。
答えは出るはずですね。
仕事が辛くてなかなか辞められないのであれば、罪悪感関係なく退職代行を利用する事も考えてみよう
念を押す訳ではありませんが、仕事が辛くてなかなか辞められないのであれば、利用するのも手ですよ。
辛いのに罪悪感なんて考えらてません。
中には辞めてすぐの事を考えてしまう人もいるでしょうが、それよりも今だと思いますよ。
(耐えられるなら別ですが)
罪悪感やそれ以外でも利用に踏み切れない人は以下のポイントを考慮すると決断しやすいかもしれません。
1.人間関係
2.将来のキャリアや人生
3.自分の健康や幸福
人間関係
上司や同僚と人間関係がうまくいってないとか、関係が最悪の場合は、ますます退職を切り出しづらいと思います。
その点、退職代行であれば退職までの手続きを代わりに行ってくれるので、気持ちも楽になります。
電話にも出なくて済むので、利用しやすいはずです。
将来のキャリアや人生
退職を切り出せず、延ばし延ばしにしていたらどうなるでしょうか?
もしキャリアアップの為に最適な転職先や、やりたい職種の採用のチャンスを逃してしまう事も有り得ます。
思い立った時が利用する機会だと思いましょう。
人生を棒に振る事だって考えられます。
自分の健康や幸福
罪悪感関係なしに自分の健康は一番大切です。
健康でないと何も出来ませんからね。
嫌な職場だと知らず知らずのうちにストレスが蓄積されて健康を損なってしまいます。
退職代行を利用する前に倒れてしまう可能性だってあります。
職場の環境は大事ですからね。
退職できない人は、倒れる前に早めに利用する事をおすすめします。
退職代行を利用する際に後悔しないためのポイントは?
最後に、退職代行を利用しようと思っている人が後悔しないためのポイントを押さえておきましょう。
いざ利用するとなっても不安になる可能性もありますからね。
■退職代行利用の際の後悔しないためのポイント
- 信頼できる退職代行業者を選ぶ
- 個人情報や私物等を整理する
- 退職後の事を考えておく
- 会社からの連絡が来ても拒否できるような心構えをとる
信頼できる退職代行業者を選ぶ
退職代行業者も色々な会社があり、中には悪徳業者もあります。
利用する前にレビューや口コミを調べて信頼性があり、実績のある業者を選びましょう。
退職に関しては様々なトラブルが発生する可能性もあり、弁護士や労働組合でしか対処できない手続きもあります。
トラブルへの対応が不安なら、労働組合または弁護士が運営する退職代行の利用も頭に入れておきましょう。
また、最近よく聞く代行業者退職代行サービス【モームリ】もオススメです。
口コミやレビューも高く、料金も他社と比べて抑え気味なので利用しやすいと思いますよ。
個人情報や私物等を整理する
会社に個人情報や私物等を整理してないと後々大変です。
普通の辞め方ではないので、個人情報を悪用されたりする事もあり得ます。
私物も置いたままにしておくと処分されるので、大事な物は辞める前日などに整理しとくようにしましょう。
退職後の事を考えておく
何も考えずに利用してしまうと、次の仕事が決まっていなくて退職してしまう事にもなります。
退職後の収入がなくなるので、貯金を蓄えておくか、退職後の明解なビジョンを持っておく事をオススメします。
会社からの連絡が来ても拒否できるようにしておく
退職代行を利用しても、もしかしたら会社から電話などの連絡が来るかもしれません。
会社から連絡が来るようなことがあっても出ないようにしましょう。
もし不安なときは、代行業者に会社へ「直接自分に連絡をせずに業者の方に連絡してもらうように」と伝えておきましょう。
出たらトラブルになる事もあり得るので、勇気を出して出ないようにしましょうね。
まとめ
ここまで読んでみて、退職代行に罪悪感なんていらないと思った方は多いでしょう。
退職代行を利用したいと思っている人は会社が嫌で嫌でたまらない人が大半なので、悪いのは会社の方だと考えているのは当然です。
退職は労働者の権利でもあるので、以下のケースで心が揺れ動いている人も自分の将来を考えて安心して退職代行サービスを利用しましょう。
- 退職を告げた時に会社から引き止められる
- 辞める時に他の人に仕事を引き継いでもらうことになる
- 入社したばかりor長年勤務したのに辞めてしまうこと
利用しようと思った方は、是非こちらの記事を参考にしてみてください。